藤目節夫のブログ

まちづくりに関することが多いですが、それ以外にも、徒然に思うことを書きます。

まちづくりの考え方

身銭を切る

政治家が地元へ利益をもたらそうとして、土木亊業をはじめさまざまな亊業を地元に誘導しようとする政治を、利益誘導型政治という。この型の政治の代表が田中元総理が新潟県に対して行った政治だとするむきがあるが、私は彼だけが特別だとは思わない。政治家…

買い物難民を考える -賢い消費者から賢い生活者へ-

近年、「買い物難民」という言葉をよく聞くようになってきた。地域にあった従来型の店舗の閉店により、自らの移動手段をもたない高齢者などが生活用品の購入に困るという社会問題、またはその被害を受けた人々を指す言葉である。中山間地域に多く見られる現象…

暮らしのものさし

人は誰しも心の中に「暮らしのものさし」を持っている。自分の日々の暮らし、暮らしを取り巻く環境、さらには社会の出来事などを評価する基準である。「価値観」と置き換えても良い。それゆえ、同じ暮らしや環境、条件でも、保有する「ものさし」によりその評価が…

品格のあるまちづくり

ゆるキャラ・B級グルメ・軽トラ市、これらは、近頃目につくまちづくりのテーマである。話題性や賑わい創出という点で一定の評価ができるが、少しばかり気になることもある。それは、あたかもまちづくりが、この種の活動だけで完結するがごとき風潮が少なか…